日本統計センター 代表取締役 泉澤由一 氏に、オリンピア印刷に「名入れ卓上カレンダー」を依頼した経緯や目的などを詳しく伺いました。
———まず、日本統計センター様ではオリンピア印刷に、今回どのようなタイプの「名入れ卓上カレンダー」を依頼されましたか。 日本統計センター様の発注概要は、以下の通りです。
———「名入れ卓上カレンダー」を制作した目的を教えてください。 目的は年末の挨拶回りの際に持参して、配ることです。約9割を顧客に渡し、残りの1割程度を社内の人間で分けています。 弊社の顧客の多くは官公庁なので、お中元やお歳暮の品を贈っても受け取ってもらえません。 しかし、卓上カレンダーなら受け取ってもらえる場合が多いので、年末年始の挨拶回りの際に、お世話になった担当者様へのお礼の言葉とともにお渡ししています。
———挨拶回りで配るなら、卓上でなく壁掛けカレンダーでも良かったのではないでしょうか。 いえ、肝心なのは「数多く配れる」ことなんです。通常の壁掛けカレンダーでは、ひとつの部署に多く渡してもせいぜい2〜3個です。 でも卓上カレンダーはひとりが一個使う物ですから、担当者様に「これ部署の皆さんで」と言ってたくさん渡すことができるのです。 せっかく一年のお礼に出向いてお渡しするのですから、気前良くたくさん配りたいんですよね。 あとこれは個人的な感想ですが、年末に紙袋の中に筒状にした壁掛けカレンダーを何本もさして歩くビジネスマンをよく見ますが、あの姿があまり好きじゃなくて(笑)。 その点、卓上カレンダーはコンパクトですから、持ち運ぶ際に段ボールや紙袋に簡単に納めることができて苦労もありません。
———では、これまでは挨拶回り時に何を配っていたのでしょうか。 実はおととしの挨拶回りで配った品がちょっとしたアイデア商品で、顧客にも非常に好評だったんです。 ただ非常にかさばる上に、「日本文具大賞」を受賞した品なので単価も高かったんです。 ですからあまり部数をつくることができず、渡す相手や部署を厳選しなければならないのがネックでした。 つまり「数多く配る」には適当な品ではなかったんです。 とはいえ、単価の安いボールペンなどは考えませんでした。 ボールペンに社名を入れてもペン立てに入ったら見えませんし、少々安っぽいかなと。 やはり実用性があって、社名も常に目に入る卓上カレンダーが理想でした。 そのため昨年は、他社の卓上カレンダーにしたのですが、サイズが小さく書込みにくかった点が不満でした。 私もそうなのですが、卓上カレンダーはスケジュール帳代わりにされている方もいるので、書き込みやすさは非常に大切なポイントです。 そこで今年は、書き込みができるけど机の上で邪魔にならない「B6サイズ」の卓上カレンダーがある、オリンピア印刷に発注しました。
———その他に、卓上カレンダーに求めていた条件はありますか。 まず「月曜始まり」であることです。 顧客も基本的に職場で使うので、ビジネス用のスケジュール帳と同じ月曜始まりは必須条件でした。一般的なカレンダーは日曜始まりが多いので、月曜始まりにカスタマイズできる点はありがたかったです。 次に「鉛筆でも書きやすい紙質」です。スケジュール帳代わりに書き込んで使ってもらうには、あまりツルツルした紙質では不適当です。 この点は、貴社に電話をして確認したほどです。 最後は、欄外に「前後の月が掲載できる」ことです。 今回は「前1ヶ月、後2ヶ月」を掲載してもらいました。 調査の仕事は納期が数ヶ月も先になることはざらなので、ある程度前後の月を見渡せるカレンダーを顧客にも持っていていただきたいなと思いまして。 ちなみに、土曜日を紺色に変えたのは個人的な趣味です(笑)。 一般的によくある薄い青色よりも紺色の方がスマートに見えて良いのではと。 以上4点のうち、紙質以外はすべて「カスタマイズ」でお願いした内容です。
———オリンピア印刷の「名入れ卓上カレンダー」への評価をお聞かせください。 まず出来には十分、満足してます。良い意味で期待通りのカレンダーが出来てきました。 やはり配る以上は使っていただきたいし、喜んでいただきたいので、色々なカスタマイズを加えました。そのどれもがオリンピア印刷では可能だったので、私の要求を満たしたオリジナルの名入れ卓上カレンダーを制作することができました。 2017年のカレンダーも、部数を増やしてお願いしたいと思っています。 ※インタビュー後、実際に300部のご注文をいただきました。